奉納された一枚岩に刻まれた『笛吹童子騎牛帰家』石像


 令和6年7月1日に、法圓寺参道入り口に、篤志家の希徳な法縁によって、
 みごとな一枚岩に刻まれた『笛吹童子騎牛帰家』石像が「黄金天神ゆかりの法圓寺」に御御奉納さいただきました。
 この「母子牛と背に乗り幸せそうに笛を吹く兄とそれに寄り添う妹の二童子の石像」には、十牛図の『笛吹童子騎牛帰家』のモチーフである、安らぎと平和な暮らしの糧を手にした童子が妹とともに、母牛と子牛とともに、家族の待つ我が家に戻る姿を現しており、その主題は「世界のすべての子供たちに幸福な人生がもたらされますように」という尊い誓願がこめられたものとして有り難くお受けいたしました。 
 法圓寺は創建当初からこうした願いとともに、世界中の全ての生きとし生けるものが安らかな人生を送れますよう誓願を起こす寺として代々継承されてきておりますから、いまこのときにこそ天より授かった、貴い尊像として勧請死後安置申しあげました。
 みなさま、どうぞ、御来寺の折にはこの聖牛に親しんでいただき、法圓寺の本不生の門を開かれ、光り輝くものの神泉に触れていただければ幸甚でございます。