朝日法圓補陀洛歓喜
『心の通信』バックナンバー慶徳総合経営センター刊
【いろは歌にこめられたコトワリ】
【おさないこころにほのかなあかりをともしてくれたかけがえのないほとけさまのものがたり】
【ひとりひとりの観想法】
【光り輝くものと萬歳楽山】
【全ての方々に遍照金剛光り輝くものの般若理趣を!】
【平和への祈り】
【推考の基盤】
【求道者の全一なる帰依】
【法圓寺に出現する氷の秘蹟の考察】
【無量壽如来観行供養儀軌 心被授の経緯】
ブッダ親説
奉納された一枚岩に刻まれた『笛吹童子騎牛帰家』石像
法圓寺・歓喜寺 住職通信
藻塩草紙(徒然なるままに)
【おさないこころにほのかなあかりをともしてくれたかけがえのないほとけさまのものがたり】
昭和34年ごろ、父が住職としての長い修行に出かけている間、病弱な母と妹と私の三人でひっ そりと寺の留守番をしておりました。ある日、その師僧が手配してくださった大法輪閣『佛教童 話全集』12巻が、近くの本屋さんに届きました。身体の弱い母に連れられ、その童話全集を受取 りに行き、大きな風呂敷いっぱいに包んで持ち帰りましたが、その重さがとても心地よいもので した。
今思えば、このときの夢中になって読んだ感動は、今でも、心の法燈となってほのかに照らし てくれています。あれから、もう60年は過ぎ、父母も妹もすでに他界しておりますが、小生には 生涯忘れ得ぬ宝物でありました。
しかし、この本は、いまはもう、劣化が激しく、本を開く度に紙はポロポロ剥がれ落ちてしま い、ますます傷みが激しくなってまいりました。涙がこぼれてしまいます。再版のものを探しま したがこの童話全集は絶版のようです。
諸行無常とはいえ、勿体ない気持ちでいっぱいです。
せめて、この法燈が消えないうちになんとか残せないかと、スキャンして、保管してみ ました。
大切な童話でした。参考までにご覧頂ければ幸いです。
https://xyhouens.xsrv.jp/page007.html#lcn001